アルミとステンレスの見た目の識別方法は、
アルミとステンレスの見た目の識別方法は、
アルミは白い色の金属です。
ステンレスは、銀色の金属です。
そもそもアルミとステンレスとはどういった金属かというと、
アルミと略してはいますが、正式にはアルミニウム(Al)といい、
約200年前に製錬方法が発明された新しい金属です。
その原料は「ボーキサイト」という酸化アルミニウムを主成分とした鉱石で、
これを製錬加工してアルミニウムの製品を作っていきます。
アルミの精錬は、火力は使いません。実は、
アルミ製錬の過程で大量の電気を使用するため、
他の金属より発明が遅くなったのです。
鉄や銅のように古くからある金属と比べると、無茶苦茶遅いのです。
だから、古代の人は、ステンレスを使用していませんでした。
ステンレスは、鉄(Fe)を主成分(50%以上)とした、
クロム(Cr)とニッケル(Ni)との合金です。
こちらも1900年代初めに発明された新しい合金で、
ようやく誕生から100年を迎えたところです。
ステンレスはその配合の割合によって色々な種類に分かれており、
代表的なものがクロム18%「SUS430」「SUS410」とニッケル8%の「SUS304」です。
クロムやニッケル以外にも、用途に応じて他の金属を化合することで、
さまざまな性質の合金を作り出すことができます。